自分の眼に映るもの 自分の眼に映らないもの なにをどこまで信じるべきか 鏡に映った自分の姿 本当にそれは自分の姿なのか 自分の姿を確かめる術は 鏡を覗く事しかないのだから 結局 鏡に映った自分が自分なのか 確かめる術は ない 鏡に映る世界 鏡が映し出す世界 いや 本当はこちら側の世界が あちら側の世界なのかもしれない 今ここにいる自分の世界は 映し鏡で無限に繰り返される世界の ひとつの世界でしかないのかもしれない どちらが本当の世界なのか どちらとも本当の世界なのか どちらとも偽りの世界なのか 眼に映る色 人はそれを「赤」だという 別の人はそれを「黒」だという また別の人は「青」だという 誰もが同じ世界を見ているはずなのに それぞれの瞳に映る世界は 全く別の世界なのかもしれない つまりは 自分が信じた世界こそが 本当の世界なのだろう どちらがいいかと問われた時 どちらかを選択するのが当然かもしれない けれど どちらも選択するもいいだろう どちらも選択しないもいいだろう 信じるものの価値は 自分で決めればいいのだから ************************************************