【002,もしも許されるなら】


いつからか
お前の隣に居ることが当たり前になってた
お前が隣で笑ってるのが当たり前だった
けど…こんな毎日もいつかは終わってしまうわけで…
終わる とわかっていても 終わらない と信じたくて

結局ウダウダ言ってるだけで 本題に踏み出せない
そんなもどかしさが たまらなく嫌で…

…ごめんな…

別に泣きたいわけじゃない
慰めてほしいわけじゃない

けど…オレだって泣きたい時もあるし
慰めてほしい時もあるから
…だから…

やっぱりお前には隣に居てほしくて
お前の隣で笑ってたくて…

終わらない出会いがあってもいいと思うよ

少なくとも オレとお前が出会ったことが必然であってほしい

これから先のことなんか 誰にもわからないのだから
希望くらい抱いたっていいだろ?

こんな汚れたオレだって  一応は人間だしさ…

過去の過ち…全て許してくれなんて言わないよ
…だから…

もしもあいつの隣にいることを 許してくれるなら…
隣に居てもいいのなら…

オレは この身を全て捧げるよ

死と隣り合わせの生活になってもいい
オレがお前を守るから

…でもそれはオレだけの考えだからさ…
…結局は…

お前さえ幸せであるなら オレはもう何も望まない…
ってこと…

けどさ…オレが死ぬときくらい…

・・・隣に居てくれよな?ゴン・・・






*絵日記から再録*