口にだして発した言の葉には
　　　魂
　所謂"言霊"が宿るらしい

　そうして生まれた言の葉達は
　人へ人へと独り歩きし
　やがて　噂や伝説　思い出へと
　姿を変えていく･････

　人々に
　忘れ去られる事のないように･････

　それでも
　忘れ去られてしまった言の葉達は
　何処へ行くのだろう？

　何が真実で
　何が偽りなのか

　忘れたくない事程すぐに忘れてしまう

　だからせめて
　忘れ去ってしまうその前に
　君に伝えておこうと思う

　それがどんな形へ姿を変えようと
　少しくらいは　留まる事ができるだろう？

　言の葉達も　人と同じ様に
　誰かに忘れ去られてしまったとしても
　きっと
　大切に思ってくれる誰かの胸の中で
　生き続けられるはずだから･････

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